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予約診療
医療法人東西医会 小泉医院遠絡医療

埼玉県草加市中央1-1-18  048-927-5370

遠絡療法
(痛み・しびれ・病気の根源治療)

難病指定医·遠絡指導医による
遠絡医療・バイオレゾナンス
EAT. ア-ユルヴェ-ダ. リハビリ

の診療をしている総合医院です

症状は、検査で骨や内臓などの組織に異常が確認できる「器質的疾患」と、組織の異常を見つからないにも関わらず機能が正常に働いていない「機能性疾患」に大別できます。

例えば脳に霧がかかったように頭がポーっとして集中力がなくなる「Brain fog」(ブレイン・フォグ)の状態は、CTやMRIなどの検査では異常がみつかりませんが、視床、視床下部、脳下垂体、脳幹、大脳、脊髄が十分な機能を発揮していない機能性の問題ととらえています。

遠絡療法は西洋医学的観点から病態把握と東洋医学の経絡理論を応用した治療理論を用いて、生体の流れ(ライフフロー)を改善し、組織の機能を活性化し自己治癒力を高めることで、痛み・痺れ・身体不調・運動障害などの諸症状を改善できる治療法です。

患者様向け

遠絡療法(えんらくりょうほう)のご案内

「眠れない程辛い痛みがあるのに、いくら治療しても良くならない。」
「痛み止めの副作用でいつも体がだるい。できれば薬は飲みたくない。」
「不調があるのに、検査では異常がないといわれ困っている。」
「診断はされたが治療法はないといわれ、どうしたら良いかわからない」

これだけ医療が発達した現代でも、治らない症状で悩んでいる患者様が大勢いらっしゃいます。

MRI・CT・レントゲン・血液など諸検査しても異常がみつからないの機能性疾患の殆どに、遠絡療法は有効です。

遠絡療法(正式には、遠絡統合療法)は、痛みや痺れなどの症状がある部位には直接触れず、遠く離れた部位を刺激することで、生命体の流れ(ライフフロー)の詰りや滞りを解消し、症状をを改善する治療法です。

小泉医院遠絡医療の治療内容のご案内
(動画)

1-遠絡療法の開発経緯

遠絡療法道相応穴位経療法がもとの正式な名称で、痛みや痺れなどの症状がある部位には触れず、遠く離れた部位を刺激して、生体の流れ(ライフフロー)を改善し自己治癒力を高め症状を改善する治療法です。

柯 尚志医師は難治性の痛みや心身の様々な症状を改善する為に西洋医学と東洋医学の二つの医学の限界に対し、東西両医学の問題点に焦点を当て、問題点を克服していく過程で新たな治療理論の開発が必要になることに気づきました。

上海中医薬大学での留学中の資料と日々の精力的な研究により、柯尚志医師は1本鍼による一万例以上の臨床研究をまとめました。更に東洋医学の古典「易経」の考えを修正し、十二経絡と督脈、任脈を使って、研究と臨床を重ね、ついに脳幹部(延髄、橋、中脳など)から間脳(視床、視床下部、脳下垂体)や大脳、脊髄などをコントロールしているライフフロー(生体の流れ・生命活動の流れ)を、鍼を使わずに自在に調節できる治療法を開発されました。

1-遠絡療法の開発経緯

2-生命活動の流れ=生体の流れ=ライフフロー

遠絡医学では、人間の身体には、血液、体液、リンパ液、髄液、ホルモン、イオン、神経伝達など現在解明されているものと、エネルギーなど未解明なものを含む「流れ」があるとして、生体の流れ(ライフフロー)」と呼んでいます。東洋医学でいうところの「経絡」(「気」「血」「水」の流れ)と近い概念です。

ライフフローがスムーズに循環している状態が健康な状態です。しかし、ライフフローが滞り、流れが細くなると「痛み」が現れ、詰まったところから先にはしびれや機能低下が生じます。

遠絡医学では身体をめぐるライフフローの通る道として、東洋医学の経絡を応用し、左右12対と身体の中心部を通る1対の計26本のラインを想定しています。

2-生命活動の流れ=生体の流れ=ライフフロー
1)経脈の流注(大腸経ー胃経ー脾経)
2)生体の流れ(ライフフロー)の動画説明
3)遠絡のライフフロー改善方法 陰陽六行の応用
3)遠絡のライフフロー改善方法 陰陽六行の応用

遠絡療法は、病変部分の流れの滞りや詰りを元に戻し、ライフフローの健やかな循環を再建します。例えば、脳や脊髄などの中枢部分に原因があった場合、そこをコントロールしている流れを改善することで、手足等の末梢部分に現れている症状も改善することができます。

3-遠絡医学は病因の根源治療

2-遠絡医学は病因の根源治療

病気の治療に当たって、まずその病態の正しい把握が欠かせません。

現代医学では、症状ごとに検査をして病名をつけます。複数の病名があれば、その病名ごとに薬を処方し治療を行います。(対処療法)

遠絡医学では、複数の症状から大元の病因を脳や脊髄などの中枢部より診断し、病因からの治療を行います。(根源治療)

4-遠絡医学は病因の根源治療

遠絡医学では人間の身体をめぐるライフフローの通る道として、左右12対と身体の中心部を通る1対の計26本のラインを考えています。これは、東洋医学の経絡を応用しています。

鍼灸の「経絡」は、気、血、水(エネルギー、血液、組織液)がめぐる順路であり、頸を通って手足に広がっています。病に際しその気、血、水の流れが滞る所、滞りやすい所が経穴(つぼ)としての反応を示すとされ、反応を示す経穴を鍼や灸を使って刺激(補、瀉)することで治療を行うとされています。

遠絡療法の治療理論は、もともと中国の一本鍼の研究から始まりました。(一本鍼とは、一部位の痛みを一本の鍼で改善する鍼の治療法)そして、ライン上の治療点を刺激してライフフローを調節するという治療原理は、経絡上の経穴(つぼ)を刺激して治療する鍼灸と表面的にはとても似ています。

しかし、遠絡療法と一般の鍼灸治療とでは、治療理論が大きく異なります。」また、遠絡療法は、鍼(針)を刺す必要がなく、痛いところから遠く離れた治療点から手指や押棒による押圧やレーザーによる刺激で治療できます。痛いところを刺激されたくない方や、針を刺すことに恐怖感がある方にも安心していただくことができます。

5-遠絡療法の利点

5-遠絡療法の利点

6-遠絡統合療法の特徴

遠絡統合療法(遠絡療法)の特徴は難治性の痛み、痺れ、身体不調などの症状を短期間、場合によっては瞬時に消滅させることも可能であるという点にあります。

遠絡統合療法は原因不明の難治性疾患(筋痛性能脊髄炎/慢性疲労症候群など)、WHOに認定された難病、特殊難治性疾患(白血病等を含む)、激痛のある病気(線維筋痛症、PHN、CRPS、三叉神経痛など)を治療を行い、成果をあげています。

7-遠絡医療の適用疾患

MRIやCTを検査しても異常が見つからないにも関わらず、体の不調がある場合は、機能性疾患が多い

痛み、しびれ、体の不調があるのに、いくら検査しても、異常がみつからない。このようなケースのほとんどは、「生体の流れ」(ライフフロー)がスムーズに流れていないことによって組織の働きが障害されて発症している機能性疾患です。外科的手術を必要とする器質性疾患を除いた機能性疾患は、遠絡療法によって改善します。

遠絡療法は独自の治療理論により、ライフフローを豊かに速く流れるようにラインを再建し、症状や病気を根本から治療することができます。

遠絡統合医学の概念(遠絡医療従事者向け)

遠絡医療は、柯尚志医師の1本鍼による一万例以上の臨床研究をもとに、東洋医学の古典「易経」の考えを修正し、十二経絡と督脈、任脈を応用したラインから、脳幹部(延髄、橋、中脳)間脳(視床、視床下部、脳下垂体)をはじめ、大脳、脊髄など中枢に影響しているライフフロー(生体の流れ・生命活動の流れ)を自在に調節できる治療法です。ラインはすべて記号化され、ライン間の法則が理解しやすく体系化され、学べば誰でも再現できるものとなっています。

遠絡療法はなぜ痛み、痺れ、身体不調に効くのでしょうか

Ⅰ東洋医学の原理の利用
Ⅱ西洋医学の知識の応用
Ⅲ遠絡医学に独自な理論
Ⅳ遠絡療法の治療メカニズム

を順番に解説します

I・東洋医学の原理の利用

~古典「易経」を応用~

古来より、十二経絡は十二支の時間に配当されています。例えば、昼3時~5時は、膀胱経の経絡の気血が一番充実する時間帯です。膀胱経の経絡の病のときは、昼3時~5時の間に治療すると良いとされています。十二経絡の流れ(子午流注):肺経→大腸経→胃経→脾経→心経→小腸経→膀胱経→腎経→心包経→三焦経→胆経→肝経→肺経、、、、以下繰り返して体内を循環しています。

遠絡療法では、この流れについて研究を重ね、臓腑通治、表裏、遠絡同名、同名などの関係性を用いて、実や虚などの問題のある経絡と、別の健全な経絡につないで治療する方法を開発しました。

1-子午流注(しごるちゅう)の流れを利用

1-子午流注(しごるちゅう)の流れを利用

子午流注(しごるちゅう)は中国の医学書「皇帝内経」に記載されています。24時間の臓腑気血の運行リズム、気の循環、気血旺盛な時間帯を示します。遠絡療法では、子午流注原理の応用にて、例えば、手関節TyⅡ/aの痛みは、痛くない足関節AyⅡ/aの接経で治療することが可能です。

2-陰陽五行の関係を応用

2-陰陽五行の関係を応用

また、水は火を消し、火は金を溶かし、金で出来た刃物は木を切り倒し、木は土を押しのけて成長し、土は水の流れをせき止めるという相克の関係などがあるとされています。(図の黒の矢印)

遠絡医学では陰陽五行図より、さらに相生関係を踏まえた六行図を展開し、新たに相補の関係、補強の関係を生かした治療を確立し、ライフフロー調節による効果を一層発揮できるようになりました。

3-遠絡の病態・病理解析  陰陽五行

3-遠絡の病態・病理解析 陰陽五行

五行図は、地球上の森羅万象、出来上がった自然の関係性を現したものであり、既に循環している関係図です。

遠絡療法では、治療を組み立てるためのライン間の病態、病理解析に、陰陽五行の関係を使用します

4-遠絡の治療計画 陰陽六行

4-遠絡の治療計画 陰陽六行

陰陽六行は、遠絡医学の研究過程で発見されました。従来の東洋医学の陰陽五行説の限界を超えた独自の関係図です。太陽系における地球の誕生から万物が生み出される関係性が現されています。万物の循環が始まる関係図であり、生み出される関係図です。この関係性の発見のおかげで、従来の東洋医学理論を超えた遠絡独自の治療が可能になりました。

II・西洋医学の知識の応用

~西洋医学的知識を踏まえ、症状から中枢の障害を診断・治療~

II・西洋医学の知識の応用

視床下部は生命維持の中枢であり、自律神経系の中枢です。内臓の働きや、血圧や体温などを無意識下で調節し、ホメオスタシス(恒常性)を維持しています

視床は中枢神経系で最大の神経核であり、感覚、運動情報の中継核として働きます。特に視床の前核群は記憶や情動に関与し、大脳辺縁系における中継核でもあります。

不随意運動は、大脳基底核や錐体外路系の異常により生じることが多いと考えます。大脳基底核に異常があると、動作の解離性運動障害が見られ、動作緩慢になります。大脳辺縁系に異常があり解離性障害が生じると、表情、言葉、思考、感情の鈍磨が症状として現れます。

姿勢を制御するには、大脳皮質から大脳基底核へ、大脳基底核から視床へ、視床から大脳皮質へと戻る情報伝達ループに関与します。

1-12脳神経からの症状(代表例)

Ⅱ視神経 視力
Ⅲ動眼神経、Ⅳ滑車神経 複視、眼球運動
Ⅴ三叉神経 顔の触れない痛み、奥歯の激痛、頬、下顎の激痛
Ⅵ外転神経 眼球外転
Ⅶ顔面神経 顔面の歪みと突っ張り感、顔面麻痺、dry eye、dry mouse、甘みの異常(舌前2/3)、眼輪筋麻痺
Ⅷ内耳神経 耳鳴り、めまい
Ⅸ舌咽神経 塩辛味覚異常(舌後1/3)
Ⅹ迷走神経 内臓症状、便秘、吐気、胃痛、腹部膨満、血圧、食欲
XI副神経 肩コリ、頸部後屈困難
XII舌下神経 舌の偏位

2-遠絡療法独自のレーザー光の利用

2-遠絡療法独自のレーザー光の利用

レーザー(LASER:Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation誘導放射による光の増幅)は、単一の波長で同じ位相の電磁波で、真っ直ぐ進み、一点に集中させやすい特徴があります。

遠絡療法では、治療に適した波長のレーザー光を、患部ではなく独自の治療ポイントに使用することで患部への直接照射より高い効果を発揮させます

中枢における半導体レーザー治療要点
  1. ①水溝:
    三叉神経第2枝の眼窩下神経の枝
    顔面神経の頬筋枝
     齦交:
    三叉神経第2枝の上顎神経の前上歯槽
  2. ②承漿:
    顔面神経、オトガイ神経
  3. ③廉泉:
    頸横神経(頸神経叢の皮枝)
    深層に舌下神経の枝
  4. ④天突:
    内側鎖骨上神経(頸神経叢の皮枝)
1)水溝 の治療で影響を及ぼす部位(督脈起始)
1)水溝 の治療で影響を及ぼす部位(督脈起始)

三叉神経系から痛覚入力を受ける三叉神経複 合核は、三叉神経視床路、三叉神経網様体路、 三叉神経視床下部路、三叉神経中脳路、三叉神経結合腕傍核路、三叉神経孤束路の 6つの伝導 路を経て上位の中枢へ痛覚情報を伝えます。

2)承漿の治療で影響を及ぼす部位(任脈起始)
2)承漿の治療で影響を及ぼす部位(任脈起始)

大脳皮質からの投射(皮質核路)顔面上半の表情筋を支配する顔面神経核は、両側の大脳皮質からの投射をうけるが、顔面下半の表情筋を支配する顔面神経核は、反対側の大脳皮質のみからの投射を受けます。

顔面神経運動核への投射には以下のようなものがあります。三叉神経脊髄路核からの二次性ニューロン、これは角膜反射などの三叉神経顔面反射にかかわります。皮質延髄路からの直接投射、これは左右両側性に投射します。皮質延髄路から網様体を経由した間接投射も存在します。交叉性の赤核延髄路からの投射は背内側核と中間核(すなわち上部顔面筋を支配する部位)にのみ投射しています。中脳網様体からも同側性に投射があります。聴神経の二次あるいは三次ニューロンも顔面神経核に投射すると考えられています。

3)廉泉の治療で影響を及ぼす部位(Atlas起始)
3)廉泉の治療で影響を及ぼす部位(Atlas起始)

広汎性侵害抑制(DNIC)の起始核は延髄背側網様亜核にあります

下行性疼痛抑制系の起始核は中脳水道中心灰白質にあります

アトラスの治療は痛み抑制の要、延髄背側亜核と中脳水道中心灰白質の治療にあたります(推測)

遠絡療法におけるアトラスの治療は、両者に刺激を与えることによって強い鎮痛効果を得ていると考えられます。

簾泉
4)天突の治療で影響を及ぼす部位(三陽五会)

鳩尾を押したまま、任脈の天突にレーザーを当てることによって、督脈の大椎に治療効果を 発揮できます。

大椎は, 第7頚椎棘突起、第1胸椎棘突起間にあり、ここは、たくさんの経絡が交会穴(三陽経、肝経、督脈)であるので、「三陽五会」とも呼ばれています。

特に頚椎に関連する上肢領域、関節領域に今までの治療経験で治療効果を確認できます。

天突

III・遠絡医学の臨床研究による独自の展開理論

~1本鍼による1万例以上の臨床研究データから見つかった法則を体系化~

1-陰陽六行の関係を発見

陰陽五行においては「水は木を成長させる」などの母子関係がありました。

1-陰陽六行の関係を発見

遠絡医学は、従来の東洋医学の陰陽五行の矛盾点から、更に君火→相火→水→土→木→金→君火、、、の陰陽六行の関係を開発、例えば「水と土で木を成長させる」などの「親子関係」を創生しました。

この新しい六行図の親子関係を利用し、子午流注から導かれた治療法に加え、さらに遠絡独自の治療法が開発されました。

そして、連接法、相輔、補強法、相克法、牽引瀉法、増流処置など6つの治療法の組み合わせにより、詰りや滞りのあるライフフローを開通、回復、促進することが可能になりました。

2-アインシュタイの相対性理論を応用

生命は、最もエネルギーに満ちた状態で生まれ老化にて死んでいきます。

2-アインシュタイの相対性理論を応用

身体は時間の経過と共に虚、低下症に進行して行きます。そして、病によりライフフローに虚の状態や虚による相対的実が発生すると、身体には副交感神経の低下による相対的交感神経の亢進による症状が現れます。

症状より、虚症、相対的実症、或は副交感神経低下症による相対的交感神経亢進症の病態を診断し、遠絡治療の手技(瀉法或は補法)を選別します。

その結果、病態を踏まえた根本からの症状の改善をすることが可能となります。相対性理論を応用することで、より高い次元からの治療が可能となります。

3-アトラス(頸髄・延髄の境)の障害 による中枢の病態理論の構築

アトラスのライフフローが詰まると下位脳の諸症状が発生します。

ライフフローの詰まりがアトラス近辺で発生すると、柔らかい間脳(視床、視床下部、脳下垂体など)に影響します。

Atlas(頚椎1番)

更に進行し、延髄近辺に炎症などが波及すると、十二脳神経の圧迫症状が生じます。髄液の代謝が影響を受け滞ると、上肢の脱力感、下肢の脱力感、感情鈍痲、解離性運動障害などが発生すると考えます。

症状より、虚症、相対的実症、或は副交感神経低下症による相対的交感神経亢進症の病態を診断し、遠絡治療の手技(瀉法或は補法)を選別します。

このような、中枢の病態を踏まえた治療により、上位中枢からの諸症状の治療が可能となりました。

4-中枢(脊髄レベル)と局所(身体各部位に表れる疼痛点)の対応関係の発見

4-中枢(脊髄レベル)と局所(身体各部位に表れる疼痛点)の対応関係の発見

例えばゴルフ肘、上手な方は腰椎を回転して、ゴルフをプレイするが、不慣れであったり姿勢が悪いと胸椎で回転する。すると、肘の内側に痛みが生じやすくなる。単に肘の内側上顆炎の治療をしてもなかなか治らない。中枢(脊髄レベル)胸椎部の治療を行うとすぐに改善します。

例えばゴルフ肘、上手な方は腰椎を回転して、ゴルフをプレイするが、不慣れであったり姿勢が悪いと胸椎で回転する。すると、肘の内側に痛みが生じやすくなる。単に肘の内側上顆炎の治療をしてもなかなか治らない。中枢(脊髄レベル)胸椎部の治療を行うとすぐに改善します。

遠絡医学では、頸、腰、肩、膝、足、上肢、下肢など体の各部位に対して、ラインと対応した脊髄のレベルが解明され、それらを踏まえた中枢からの治療が可能となりました。

中枢と局所の対応関係の例
五十肩 肩前・肩上TxⅠ・TyⅠ TxⅠ=L3/4 TyⅠ=L4/5
五十肩 TyⅡ・TyⅢ C-Spine(SN)(片側性)
五十肩 TyⅠ・TyⅡ・(TyⅢ) 上位脳・運動障害を伴う
五十肩 両側AyⅡ・AyⅢ 副神経
テニス肘   L4/5 
ゴルフ肘   T4/5  
股関節症   L2~S1  
膝関節症   前・外側=L4/5 前・内側=S2/3  
アキレス腱   L3/4  
踵痛    L4~S1
大腿部AyⅠ   T4/5  
下腿部AyⅠ   T9/10  

5-間脳の蓄積による臨床症状の病態理論を構築

アトラスからのライフフローの血管性の詰りが間脳に蓄積する場合、容積飽和度がまだ上昇していない視床の後下方で蓄積が進行すると、先に手が冷え症となり、視床の前上方に蓄積が及ぶと足の冷え症が発症します。

5-間脳の蓄積による臨床症状の病態理論を構築

さらに蓄積が進行し容積飽和度が上昇し始めると、まだ飽和度を超えていない視床の前上方から足の痺れ、後下方から手の痺れが発生します。

さらに蓄積が進行し容積飽和度が上昇し始めると、まだ飽和度を超えていない視床の前上方から足の痺れ、後下方から手の痺れが発生します。

視床の飽和度が一定の閾値を超えると、蓄積から圧迫の状態となり、急に圧力が上がり、両足が動かない、両腕が動かないなどの症状となります。

飽和度が、延髄の孤束核、疑核、迷走神経まで圧迫されると呼吸困難の症状が現れます。アトラスのライフフローの詰りを開通することで根本からの治療が可能です。

6-髄液の側脳室の蓄積による脱力症状の病態理論を構築

アトラスのライフフローの髄液の詰りが、延髄背側の第4脳室正中口の圧迫により、髄液の正中口への流出が出来ず、同時に中心管にも流れない状態になると、髄液の蓄積が始まります。

髄液の蓄積は第4脳室→中脳水道→第3脳室→室間孔→側脳室の髄液蓄積へと進行します。髄液の蓄積により側脳室が拡張し、下記にまとめた脱力症状が発症します。

6-髄液の側脳室の蓄積による脱力症状の病態理論を構築

①側脳室前角の拡張➡︎視床前側の細胞圧迫➡︎股関節の麻痺による下肢の脱力感

②側脳室後角の拡張➡︎視床後側の細胞圧迫➡︎肩関節の麻痺による上肢の脱力感

③側脳室全体の拡張➡︎大脳辺縁系の圧迫➡︎運動性感情障害が発症

アトラスのライフフローの詰りを開通し補強することにより治療が可能となります。

IV・遠絡療法の治療メカニズム

MRIやCTなどで検査をしても、異常がみつからない機能性疾患に、遠絡治療は大きな効果を発揮できます。遠絡療法が痛み、痺れ、身体不調に効くメカニズムは、いろいろな鎮痛機序が考えられますが、遠絡の基本理論であるライフフローの改善が大きく関係します。

半導体レーザー治療の作用機序はオピオイド物質の放出、下行性疼痛抑制系などの中枢性の鎮痛機構が賦活され、血流の改善、過緊張状態の交感神経活動が正常化する、免疫力の増強、抗炎症作用、組織修復作用などがあります。

レーザーを照射することで、細い神経線維の興奮が抑制され、免疫細胞によりオピオイド物質が放出されることで、末梢性の鎮痛を引き起こすことが知られています。

また、レーザーを照射することで脊髄後角を経由して延髄大縫線核や中脳水道周囲灰白質、橋青斑核などを興奮させ、下行性疼痛抑制系などの中枢性の鎮痛機構が賦活されます。

レーザー刺激を星状神経節に照射すると、過緊張状態の交感神経活動が正常化することが報告されていることから、不安や恐怖心を抱いている慢性痛患者や不眠などの自律神経症状を持つ患者など、過緊張状態の交感神経活動に有効な治療になるものと考えます。

経穴は自由神経終末(ポリモーダル受容器)や血管が豊富に存在している部位で、遠絡の手技によるNIDCによる痛みの抑制や、経穴刺激により誘発されたオピオイド物質が末梢のオピオイド受容体を刺激することで局所的に鎮痛が起こるとの報告もあり、C線維などの細い神経線維を興奮させることから、下行性疼痛抑制系などを賦活させて鎮痛が起こり、痛みが抑制されるものと考えられています。生体に存在する様々な鎮痛機構を効率よく賦活することで痛みを抑えていると考えます。

遠絡の手技による脊髄性の体性ー内臓反射が脳を介して内臓機能を高めることで、消化吸収を高めたり、ホルモンバランスを調節したりすることができることから、免疫力を回復させ、結果として痛みをコントロールすることも可能です。また、消化吸収を高めることはセロトニンやオピオイドなどを産生する手助けとなる可能性があることから痛みをコントロールしてくれます。更に体性自律神経反射を介して内臓を調節するで、とくに慢性痛の患者では不眠や便通異常のトータルケアとして期待されています。

1-遠絡療法の基本メカニズム

生体の流れ(ライフフロー)の活性化

痛み、しびれ、体の不調があるのに、MRIやCT、血液検査などを検査しても、異常がみつからない。このようなケースのほとんどは、「生体の流れ」(ライフフロー)がスムーズに流れていないことによって組織の働きが障害されて発症している機能性疾患です。

遠絡の治療で、生体の流れ、Life-flow(血液、リンパ液、神経伝達、ホルモン、間質液、組織液など)、東洋医学の「気」「血」「水」を改善することによって、機能性疾患の治療に効果を発揮できると考えられます。

機能性疾患は遠絡のライフフローを改善することによって、身体の症状が速やかに回復すると今までの治療経験から立証されています。

遠絡治療後に、サーモグラフィーを駆使して、皮膚の血流が増加するのが確認できます。更に、脳のSPECT検査では、前頭葉、側頭葉、頭頂葉などに血流が増えることも確認されています。

遠絡治療後に、サーモグラフィーを駆使して、皮膚の血流が増加するのが確認でる。更に、脳のSPECT検査では、前頭葉、側頭葉、頭頂葉などに血流が増えることも確認できる。

1)血液の蓄積を除去、血流を正常に回復
1)血液の蓄積を除去、血流を正常に回復

静脈系については、頚部の不良姿勢やスポーツ傷害などによって後頭下筋群などの腫脹や頸静脈孔の軽微な異常が生じると、頸静脈孔を通過する内頚静脈がわずかながらも圧迫を受けます。この圧迫が両側で慢性的に続くと上流のガレン静脈やさらにその上流でうっ血が起こり、両側視床や基底核で灌流障害が生じます。

動脈系の障害については、動脈の過剰な収縮などにより、動脈の拍動による駆動力によって維持されている血管周囲排液やグリンパティック系の機能が障害されて間質液の停滞が生じます。

静脈系の障害により間脳の神経線維や神経細胞の障害や自律神経機能の障害が、動脈系の障害によりグリンパティック系の障害を介して神経組織内の老廃物は十分に排泄されず蓄積するため認知機能障害が引き起こされます。

2)神経伝達物質の改善と生命エネルギーの促進
2)神経伝達物質の改善と生命エネルギーの促進

遠絡治療前と治療後の神経伝達物質と生命エネル ギーをバイオレゾナンスにより測定した結果:

痛み抑制物質のセロトニンの増加、痛み増強物質のサブスタンスPの減少、及び生命エネルギー(指標:テロメア値)の促進が確認できました。

2)神経伝達物質の改善と生命エネルギーの促進
3)リンパ流の障害を改善、免疫増強へ働き
3)リンパ流の障害を改善、免疫増強へ働き

脳のリンパ流には血管周囲排液路、硬膜内リンパ管経路、末梢神経周膜管経路などの経路があり、脳内の髄液や間質液がこれらを経由して深頚リンパ節に至ります。

咽頭後リンパ節は環椎の高さにあり、深頚リンパ節は頭部の所属リンパ節です。この経路の上咽頭に炎症があると、鼻咽腔関連リンパ組織でのリンパの流れに障害が発生すると考えられます。

リンパ系の障害(上咽頭炎など)により免疫異常が発生します。

4)内分泌やモルヒネを分泌させ、痛みを改善
4)内分泌やモルヒネを分泌させ、痛みを改善

遠絡療法にてレーザー光と押棒による押圧刺激により視床下部のライフフローが改善されると、交感神経活動が亢進し、副腎髄質からノルアドレナリンなどのカテコールアミンが分泌され、これらには強い鎮痛作用があります。

さらに視床下部が下垂体を刺激して、ACTHや𝛃エンドルフィンを分泌させます。ACTHは副腎髄質を刺激して抗炎症作用の強いコチゾールを分泌します。𝛃エンドルフィンは、モルヒネ様の内因性鎮痛物質であり、強い鎮痛作用を有しています。

5)間質液の改善、血液の酸性、アルカリ性を正常へ

毛細血管と細胞の間に間質と呼ばれるスペースがあります。血漿は血管から漏れ出し間質液になる。間質液は再び毛細血管に回収される(約90%)が一部分はリンパ管に吸収される(約10%)。間質液はリンパ管に入った時点で名前がリンパ液に変わる。(英米では間質液をリンパ液と呼ぶことが多い)したがって、間質液はリンパの源流で、多細胞生物の組織において細胞を浸す液体です。

動脈硬化や動脈の過剰な収縮などが存在すると、動脈の駆動力が低下するため血管周囲排液やグリンパティック系の機能が障害されて間質液の停滞が生じる。間質液は血管内と違ってPH(酸性,アルカリ性)を調整する緩衝液がないため、PHが低下つまり酸性になって中性に戻れなくなります。この不均衡な状態が万病の原因になります。

5)間質液の改善、血液の酸性、アルカリ性を正常へ

アルツハイマー病で間質液が酸性化するとアミロイドβ産生酵素であるβ-およびγ-セクレターゼの活性に影響して、アミロイドβが蓄積して認知機能を低下させます。アトラスのレベルでは扁桃炎や上咽頭炎、副鼻腔 炎などの原因にもなる。

6)髄液の蓄積を軽減させ、脱力感を改善
6)髄液の蓄積を軽減させ、脱力感を改善

アトラスの炎症で第4脳室正中口を圧迫し、髄液の正中口への流出が出来ず、同時に中心管にも流れない状態になると、髄液の蓄積が始まります。

髄液の蓄積は第4脳室→中脳水道→第3脳室→室間孔→側脳室の髄液蓄積へと進行します。側脳室が拡張し、下記にまとめた脱力症状が発症します。

  • 「側脳室前角の拡張」⇒「視床の前側の細胞圧迫」⇒股関節の麻痺による下肢の脱力感。
  • 「側脳室後角の拡張」⇒「視床の後側の細胞圧迫」⇒肩関節の麻痺による上肢の脱力感。
  • 「側脳室全体の拡張の進行」⇒「大脳辺縁系の圧迫」⇒運動性感情障害が発症。

髄液の蓄積を改善するためには、遠絡療法によるレーザー光と押圧による刺激でアトラスのライフフローを促進し、炎症を改善することが必要となります。

2-遠絡手技と半導体レーザーによる
ライフフロー以外の鎮痛メカニズム

遠絡治療は半導体レーザー治療器トリンプルDやSheepを使用し、「2d+c+a」を刺激します。齦交d(督脈)、承漿d(任脈)、廉泉c(Atlas、任脈)、天突a(c-spine, 任脈)のポイントを使って、治療します。督脈を任脈によって治療します。遠絡では解剖学的に脊髄を督脈としています。任脈の鳩尾(C-point)を押して、督脈を治療します。

トリンプルD

トリンプルDは50/60HZ の周波数、平均出力2.4mW、同じ半導体治療器のSheepは5HZの周波数、パワー平均1Wで疾患ごとに使い分けます。

Sheep

低出力レーザー治療(LLLT)は、血流の改善、神経伝導の抑制などの作用があります。治療中の痛みや熱さがなく、低侵襲で、高い疼痛緩和効果を発揮する治療法として注目されています。半導体レーザ治療器Sheepは、LLLTに最適な波長830nmのレーザを採用しています。最大出力10Wでレーザーの照射スポット径が14mmと広いため目的のポイントへのレーザー照射が容易に行えます。写真はレーザー治療後の皮膚の血流改善が明らかです。

可視光線は細胞膜を通過し、ミトコンドリア内の呼吸鎖の化学物に吸収され光反応を起こし、ミトコンドリアの活性化に引き続き、細胞質内の酸化還元状態を変化させ、細胞膜において細胞膜内外のCaイオン濃度に影響させることによって最終的に核内のDNA、RNAの合成を促進させ細胞の分化に影響を与えます。

近赤外光は細胞膜に吸収され、分子や原子の共振や回転を惹起し、ミトコンドリアや細胞核とともに光連鎖反応を引き起こし、細胞分化へ反応を起こします。
最終的にミトコンドリア内の呼吸鎖におけるcytochrome c oxydase を介したシグナル伝達系の制御によって生じた細胞分化に伴う反応を惹起します。

遠絡治療の様子(ビデオ)

レーザーを使用した治療

押し棒を使用した治療

副作用のない安全な治療法

薬や注射、手術などは行わずに治療ができます。子供や高齢者にも安全安心な治療法です。

即効性に優れた治療

半導体レーザーや治療用の押棒で、遠絡独自の治療ポイントを刺激します。

1)アトラスの治療は痛み抑制の要、延髄背側亜核と中脳水道中心灰白質の治療にあたる
1)アトラスの治療は痛み抑制の要、延髄背側亜核と中脳水道中心灰白質の治療にあたる
2)血流改善作用
2)血流改善作用

両足の皮膚潰瘍患者の一側にのみレーザーを照射し、サーモグラフィーで両側の足の血行を確認したところ、両側の足の血流改善が認められ、対側の潰瘍にも治癒の促進がみられたという報告がありました。

  1. ①血管に対する直接作用
  2. ②交感神経反射の抑制作用
  3. ③軸索反射による血管拡張作用

痛み刺激によるインパルスは、軸索反射により、軸索分岐部から逆行性にも伝わり、無髄C侵害受容線維末梢終末部からも、脊髄後根神経節から放出されるのと同じ伝達物質:CGRPとSPなどが遊離され、その結果、末梢血管を著しく拡張させ、血管透過性を亢進させます。

3)抗炎症作用

光線照射により、プロスタンジンE2、インターロイ キン1β、腫瘍壊死因子(TNF-α: tumor necrosis factor- alpha)などの炎症性サイトカインの減少、シクロオキシゲナーゼ2(COX-2: cyclooxygenase-2)抑制が証明されています。

アキレ ス腱炎の患者患部に光線またはプラセボを照射し、光 線のほうが有意に、局所の炎症を改善させ、局所プロスタンジンE2濃度が低いことを報告しました。

また関節リウマチ患者の膝関節に半導体レーザーを照射すると、組織的に膝関節滑膜での絨毛増殖の軽減や炎症性細胞浸潤の減少が報告されている。さらに、関節リウマチ患者の培養滑膜細胞に半導体レーザーを照射すると、IL-I𝛃とPGE2ぼ産生が抑制されます。

半導体レーザーによるアトピー性皮膚炎の病理組織的改善も報告されています。

4)神経伝達抑制作用による疼痛緩和
4)神経伝達抑制作用による疼痛緩和

レーザー光は神経細胞Ca2+のチャネルに作用し、小胞体からCa2+放出、その刺激で細胞膜のCa2+チャネルが開き、外部から多量のCa2+が流入することで、細胞内Ca2+濃度を一過性に上昇させる。これにより、神経顆粒の放出(神経伝達物質放出)が行われ、同時にレーザー刺激による神経突起終末部の腫大がおこり、神経細胞の刺激に対する反応性が一時的に低下して、疼痛緩和の即時的な効果が得られる。その後神経突起退縮が起こり、神経突起が再構築されるまで疼痛緩和の効果が長期間持続します。

5)内因性オピオイドの分泌促進

オピオイドは中枢に痛みを抑える鎮痛物質の代表的存在であるが、末梢にもオピオイド受容体が存在します。

帯状疱疹などの末梢の神経終末が損傷すると、神経を覆っていた神経周膜が壊れ、元々神経終膜に存在していたオピオイド受容体が剥き出しになります。また、帯状疱疹の炎症が長引くと、後根神経節でオピオイド受容体が作られ、その受容体が軸索輸送により末梢の神経終末に運ばれることで、受容体が増加するとも言われています。

一方、炎症や組織損傷が起こっている部位では、オピオイドペプチドを含む免疫細胞が増加していきます。そこに半導体レーザーの光刺激や治療棒によるゲートコントロール原理の刺激が加わると、免疫細胞が刺激され、オピオイドを放出します。その結果、末梢にある神経終末に出現したオピオイド受容体とオピオイドが結合して、鎮痛が起こります。

オピオイドとは強力な痛み止め(麻薬様物質)の総称です。人体には、自分で痛み止めを出す機能が備わっています(内因性オピオイド)。脳内及び脊髄、特に視床、中脳中心灰白質などにオピオイド受容体が多く存在します。遠絡治療は、内因性オピオイドの放出を促す作用があります。

脳・脊髄から内因性オピオイドの放出
>脳・脊髄から内因性オピオイドの放出

遠絡療法にて、鎮痛作用のある内因性オピオイドを分泌させ、脊髄と脳に存在するオピオイド受容体が結合することで、痛みの伝達がブロックされていると考えています。(根拠:経絡刺激による鎮痛効果が、βエンドルフィン(内因性オピオイド)を抑制する薬(ナロキソン)投与にてなくなる研究より)

末梢から内因性オピオイドの放出
>脳・脊髄から内因性オピオイドの放出

正常時、オピオイド受容体は神経周膜にあるが活動はしていません。ところが末梢の神経終末が損傷すると、神経周膜に存在していたオピオイド受容体がむきだしになる。そのため、免疫細胞からオピオイドが放出されると鎮痛が起こります。

炎症などが進行すると、後根神経節で作られたオピオイド受容体は軸索輸送され、末梢の神経終末に運ばれます。遠絡治療をすると、オピオイドが分泌され、末梢部に運ばれたオピオイド受容体と結合することで、鎮痛が得られます。

6)創傷治癒作用
6)創傷治癒作用

レーザーの創傷治癒促進効果については、血管の新生増殖、コラーゲン産生能の増加は白血球食作用、核酸合成促進、局所炎症の緩和、マクロファージの貪食能の活性化、線維芽細胞の増殖促進による効果などが臨床的に確認されています。

帯状疱疹後神経痛は神経線維の破壊によりピリピリの触れない痛みが発生し、その神経線維に炎症が起こり、周りにサイトカインの産生が亢進されます。創傷治癒は、組織の破壊や血液の侵入により周囲に線維芽細胞や炎症反応細胞が集合することに始まり、その後、細胞外マトリックスの分解、合成により組織の再構築や創傷増殖因子により線維芽細胞が増殖してコラーゲンの合成が促進され、血管が新生し肉芽が再生される。線維芽細胞の増殖や血管新生が起こることにより組織が修復されます。その後、時間の経過とともに肉芽が収縮し上皮が再生され組織の修復が終わります。レーザー治療は遠赤外線効果という外的刺激によってその線維芽細胞を活性化しコラーゲンの合成促進により創傷治癒を促進することで治癒過程に大きく寄与しています。

7)下行性疼痛抑制系の活性化
>6)創傷治癒作用

下行性疼痛抑制系とは、脳内鎮痛の中心的な中脳水道中心灰白質(PAG)や延髄腹内側部などが活性化して、脊髄後角で痛み伝達を抑制するという鎮痛機序のことです。

脳内鎮痛の中心的な部位は中脳中心灰白質(PAG)で、下行性疼痛抑制系の起始核としての役割を持っています。PAGそのものは視床下部や扁桃体、前頭皮質、島皮質の上位の影響を受けながら、鎮痛系が作動する。痛みを抑制するルートは、中脳からA5やA7、更に青班核を介してノルアドレナリンを分泌するルートと延髄腹内側部を介してセロトニンを分泌するルートがあります。

遠絡治療の脊髄(SC)に対する督脈の治療で自由神経終末の末梢性感作や脊髄後角の中枢感作を軽減させ、治療棒による押圧刺激で手足の治療点にあるポリモータル受容器のC線維を興奮させるから、下行性疼痛抑制系を賦活させて、鎮痛がおこり、痛みが抑制されるものと考えます。

8)上行性疼痛抑制機構
①ゲートコントロール理論(触刺激による中枢調節)

脊髄後角には、膠様質細胞(SG細胞)や活動系へ投射している伝達細胞が存在している。ゲートコントロール理論で鍵を握る膠様質細胞は、痛みの信号を伝える伝達細胞を抑制し、ゲートを閉じる働きをしています。

痛覚刺激•触圧刺激ともにない状態(何もしていない)では、Aβ線維の自動発火による「閉じよ」との指令が、Aδ線維やC線維の自動発火による「開け」という指令に勝るのでゲートは閉じて、痛みは生じません。

触圧刺激によるAβ線維の積極的発火により「閉じよ」との声が大きくなりゲートは閉じ気味になり痛みの伝達が低下します。

即ち患部皮膚触覚(Aβ神経線維)を撫でたり、摩ったりして,刺激をあたえると、脊髄後角にある抑制介在ニューロン(膠様質細胞)が活性化され、脊髄後角にある痛みを伝える 伝達細胞(T細胞)を抑制することによって、ゲートを閉じる働きをしていると、痛み伝達ができなくなります。

遠絡治療は触圧刺激によるAβ線維の積極的発火により「閉じよ」との声が大きくなりゲートは閉じ気味になり痛みの伝達が低下します。

痛覚刺激があると、Aδ線維やC線維の積極的な刺激(痛み刺激)により、「開け」との指令が大きくなり、Aβ線維の自動発火による「閉じる」との指令に勝り、ゲートが開くと、痛みが発生します。

つまり細い神経線維のC線維やAδ線維(痛み担当)を刺激してしまうと、抑制介在ニューロン(膠様質細胞)が抑制されて、脊髄後角にある痛みを伝える伝達細胞(T細胞)が促進されるため、ゲートを開く働きをしていると、痛みが強くなってしまいます。

C線維は交感神経、Aδは皮膚温感覚を担う神経であるので、交感神経が働いている時や、皮膚が冷たくなっている時に痛みを感じやすくなるのはそのためであります。

②広汎性侵害抑制調節(DNIC)の理論
②広汎性侵害抑制調節(DNIC)の理論

パリ神経生理学者ダニエル・ル・バースらはラットの頬に存在する痛みは、全身のどこに痛み刺激を加えても抑えることができることを報告しました。DNICの機序には、延髄の背側網様亜核からのネガティブフィードバック機構が関与していると報告されています。

9)自律神経バンランスの適正化
9)自律神経バンランスの適正化

病気によりライフフローが虚の状態や虚による相対的実が発生すると、身体には副交感神経の低下による相対的交感神経の亢進による症状が現れます。

症状より、虚症、相対的実症、或は副交感神経低下症による相対的交感神経亢進症の病態を診断し、遠絡治療の手技(瀉法或は補法)を選別します。

その結果、病態を踏まえた根本からの症状の改善をすることが可能となります。相対性理論を応用することで、より高い次元からの治療が可能です。

10)免疫系の活性化
10)免疫系の活性化

遠絡治療によるレーザー光と治療手技の刺激が大脳に伝えられると、大脳辺縁系・視床下部に信号が伝わり、自律神経系・内分泌ホルモンにより、各臓器が調節されるのに加えて、脳内で分泌されたホルモンによって細胞免疫系が調節されます。

一方、経絡刺激は鎮痛系を賦活するだけでなく、体性―自律 神経反射(体性―内臓反射)を介して各臓器の機能を調節する ことや、NK 活性やサイトカイン産生に影響をおよぼすなど 自律神経系や免疫系にも作用すると考えられ海外内文献で報告されています。さらに、鎮痛時に誘発される内因性オピオイド物質には 抗ストレス作用や免疫系に影響をおよぼすことも報告されている。遠絡治療においても同様なメカニズムが発動していると考えられます。

遠絡統合医学の真髄(遠絡医療専門医向け)

Ⅰ・遠絡療法の概念と考え方

1)生体の流れ(ライフフロー)

生命をもつものは、自然治癒力を備えています。生命活動にとって必要な様々な「流れ」がスムーズに流通できてこそ十分な自然治癒力を発揮できると考えます。

その「流れ」は西洋医学的にいえば、血液、体液、リンパ液、髄液、内分泌、神経伝達などの流れであり、東洋医学的にいえば、「気」「血」「水」の流れです。これを遠絡医学では、「生体の流れ」(以下、ライフフロー)と呼んでいます。これらが滞りなく移動・循環することで生命は維持されています。

【トピックス1】「気・血・水」

「気・血・水」とは、東洋医学でいわれている全身を循環している3つの要素のことです。

「気」は生命エネルギーのこと。人体の構成と生命活動の最も基本となるエネルギー源であり体の各機能を動かし、血液や水分の流れをスムーズにし、新陳代謝を促す働きを持っていす。

「血」は、血液のこと。健康を維持するために全身に栄養を運び、老廃物を回収する働きがあるので、全身に栄養を供給して潤していきます。

「水」は、血液以外の体液のこと。胃液や涙液など人体内の正常な水分のことをいい、各臓腑、組織内の液体と正常な分泌物も含みます。体全体を潤し、体内を循環して体温調節や関節の働きを滑らかにします。

「気・血・水」の流れる道筋は、「経絡」と呼ばれています。

【トピックス2】「ライン」と「経絡」

遠絡医学では、ライフフローの通る道すじを「ライン」と呼んでいます。東洋医学でいわれる「経絡」をもとにしていますが、遠絡医学で独自の研究でわかってきた学問もあるため、「ライン」と呼んで区別しています。ラインは、体内に14本、左右合わせると26本あり、遠絡医学ではそれぞれのラインが影響する体内の範囲を特定しています。

2)ライフフローと6つの治療法

遠絡医学では、疼痛や症状が発症する原因は、ライフフローが滞り、丁度川の流れが土砂災害などで堰き止められて水が流れなくなってしまったと同じような状態が体内で引き起こされていることによると考えています。従ってこれを治療するには、まずその障害物を取り除かなければなりません。

その障害物質を除去するため、西洋医学では大掛かりな医療機器の検査、たくさんの薬や注射を使って治療の促進を図ってきました。しかしこれは、障害物によって堰き止められ洪水になりそうな状況に対して、近くに溜池を作ったり、時にはダムのような巨大な排水施設を建設し、一時しのぎを行っているようなもので、ライフフローの障害を取り除かない限りは根本解決とはいえません。

遠絡療法は、ライフフローの滞りの原因となっている障害を取り出し、流れそのものを取り戻すことで、根本的な治療を図ることができます。

ライフフローを回復する方法には6つあります。

  1. 連接の法:生体の流れが障害された部分を除去
  2. 相克の法:生体の流れの頑固な詰りを打ち砕く
  3. 相輔の法: 生体のラインの幅を拡張する
  4. 補強の法: 生体のラインを補強する
  5. 増流処置:ライフフロ―の流量を豊かにする
  6. 牽引瀉法:ライフフロ―の流れを早くする
3)遠絡療法の治療対象は機能性疾患です

痛み、しびれ、体の不調があるのに、MRI,CT,血液などでいくら調べても、異常が見つからない。

このようなケースのほとんどは、「生体の流れ」(ライフフロー)がスムーズに流れていないことによって発生する機能性疾患です。

機能性疾患は遠絡療法によって改善する可能性が十分ありますが、手術を要するような器質的疾患は適用とはいえないので注意を要します。

【トピックス3】機能性疾患と器質性疾患

体の症状は、機能性疾患と器質性疾患に分けて考える必要があります。機能性疾患とは、内臓・神経・筋肉・骨などの体を構成する組織には問題がないのに、組織の動きが悪いことによって症状が起こっている状態です。例えば、胃の働きが低下して消化不良の状態であるとか、血流が低下して神経の働きが低下し、手足にしびれが生じている状態などです。一方、器質性疾患とは、体の悪い所に手術が必要な状態です。例えば、胃に腫瘍ができて痛む状態であれば、胃の腫瘍をとらなければ痛みは治まりません。骨が折れて足が動かない状態であれば折れた骨をつなぐ手術が必要です。そのような場合は、器質性疾患です。

Ⅱ・遠絡医学的診断の特徴

1)局所性症状でも中枢性症状でも遠絡療法では治療が可能

遠絡医学では、症状を局所性と中枢性のものに区別し病態に合わせて治療法を選択します。中枢性の場合、脳や脊髄といった中枢の治療を行うことで、手足などに現れている末梢、局所の症状も瞬時に消失します。

局所性症状とは、発生原因がはっきりしていて炎症所見が見られ、発症部位が固定していて変動しないという特徴をもち、明確に局所に原因があるものをいいます。

遠絡医学では、この局所の条件を満たさなければすべて中枢性、すなわち中枢神経系に大本の原因があると捉えます。この中枢性の原因部位を痛みの種類、病態から適切に診断し、その根本の原因から治療を行います。中枢の治療を行うと、手足などの末梢の局所に出ている症状も瞬時に解消し、長く痛みに苦しんできた患者様が即座にその苦しみから解放される様は、治療者自身も驚くほどの即効性があります。

局所性症状

  1. 外傷などの明確な原因で、初期に赤く腫れる
  2. 痛い場所がはっきりしている
  3. 痛みに出方がはっきりしている
中枢性の原因部位(遠絡医学の分類)

中枢性の場合、すべて症状は異なる場所に現れます。例えば、右大脳出血による左手と左足の麻痺やしびれなどの症状の場合は、本来手も足も正常であるにも関わらず症状が発生します。しかし、原因となっている大脳出血部には、症状そのものは発生しません。

すなわち症状に現れたところを直接治療しても、根本的な治療にはならないのです。従って、手足の症状を改善したいのであれば、大本の原因である脳と脊髄に効果が及ぶような「間接治療」が必要となります。大本の原因部位に遠絡療法を施すことではじめて「間接的」に手足の症状を改善することができるのです。

例えば「足の痺れ」を例に遠絡医学による病態をご説明すると、両足全体の「末梢から中枢に上がってくる痺れ」は、遠絡医学的には、「間脳視床下部の細胞蓄積」と呼ばれる病態によって起こった結果と考えます。局所性ではなく中枢性の症状です。間脳視床下部の細胞蓄積を改善する治療が必要です。

両足の末梢から中枢に上がってくる痺れ

また「腰部(中枢部)から下肢に下りてくる片側性の痺れ」の場合は、腰部脊椎神経が原因です。腰部脊椎神経の完全圧迫を改善する治療をする必要があります。正しい症状の病態、症状が本当に意味することが分かってこそ、初めて根本からの正しい治療を行うことができます。

片側の中枢部から下肢に下りてくる痺れ
2)遠絡医学的には中枢性病因の根本はAtlasと考えている

遠絡医学では、中枢性病変の原因部位を痛みの種類、病態から適切に診断し、その根本の原因から治療を行います。中枢の治療を行うと、手足などの末梢の局所に出ている症状も瞬時に解消し、長く痛みに苦しんできた患者様が即座にその苦しみから解放される様は、治療者自身も驚くほどの即効性があります。

遠絡医学では、中枢性病因の根本はAtlas(アトラス=頚椎1番)と考えています。第一頚椎部分の炎症などの病変が、この部分でのライフフローを詰まらせることで頭部をめぐるライフフローの還流が阻害され間脳(視床、視床下部、脳下垂体)へと影響します。視床は脊髄の機能を支配していますので、四肢にも症状がでます。また、Atlasは脊髄と脳幹の境目にあたりますから、ここの病変は、隣接する脳幹(延髄、橋、中脳)への波及し、その機能の発揮を抑制します。

【トピックス4】Atlas

一般的には、Atlas(アトラス)とは、頚椎1番・別名「環椎」のことをいいます。7つある頚椎の1番上に位置し、頭蓋を支えています。ギリシャ神話の、ゼウスによって一生天を支える使命をおったアトラスの話にちなんで、頭蓋を支えている頚椎1番をAtlasと呼ぶようになったといわれています。遠絡医学でAtlasという場合は、この頚椎1番部分の高さ(レベル)を意味しています。Atlasは、ちょうど上位中枢(脳)と下位中枢(脊髄)の境目に位置します。この部分で問題が生じると、上位中枢にも下位中枢にも影響が出ますから、遠絡医学では大変重要視している部分です。

中枢性の原因部位(遠絡医学の分類)

Ⅲ・身体の痛み・痺れのメカニズム

東洋医学(中医学)には、「不通則痛」(通じなければ即ち痛む)という言葉があり、体内の流れが滞ると痛みが起こると考えられています。

人は怪我、打撲、神経痛などいろいろな原因がもとで組織が損傷された部分に「痛み」を感じますが、すべて痛みを感じているのは、「知覚能力」を持っている「脳」です。組織が損傷された部分で炎症性の変化、組織的変化などライフフローが滞り、それを脳が感知することによって「痛み」を感じると言えます。

例えば、人の身体を山に例えると「痛い箇所」は「山崩れ」を起こしている箇所であり、山崩れのために交通が遮断され「通りにくい」状態になっています。そのために感覚神経を通じて間脳にある「視床」に信号が送られた結果「痛み」を脳が感じるというわけです。

遠絡医学では、ライフフローが滞るとその場所に「疼痛(Sharp Pain)」が起こり、さらに障害物が大きくなり滞りが強くなると「重み(Dull Pain)」が発生し、完全にライフフローが詰まって流れが遮断されると、そのから先の範囲に「痺れ(Numbness)」が発生すると考えています。

片側の中枢部から下肢に下りてくる痺れ

ラインの流れを障害するものがなければ正常です。小さな障害物によって流れに影響が生じると徴候が出現します。障害物がある程度大きくなると流れに滞りが生じて痛みが発生します。障害物がより大きくなると重みとなります。流れが完全に遮断されると、痺れが発生します。

Ⅳ・遠絡療法で痛み、痺れ、身体の不調が消失する理由

遠絡医学では、痛み、痺れ、身体の不調(機能性疾患)はすべて、「生体の流れ」つまりライフフロ―の障害によるものと考えています。したがって、ライフフローの障害を取り除きその流れを回復することで、痛み、痺れ、身体の不調はすぐに改善することができます。

1)痛み、重み、痺れが消失する理由・・ライフフローの開通

ライフフローに渋滞や遮断が起きた時、そこに痛み、重み、痺れなど様々な症状が発生します。つまり、山崩れのために土砂が道を塞ぎ、「通りにくい」状態になっているから痛みが発生します。

詰まっている道路(ライン)の障害物が取り除かれて再びライフフローが流れるようになれば、痛みはその時点で瞬間的に解消します。

「不通則痛・通則不痛」つまり、「通らないとは痛いということであり、通るとは痛くない」ということなのです。

「ライフフローに停滞や渋滞が起きた時痛みや痺れが起き、流れが回復すれば消滅する」これが、痛みが消える理由です。

2)身体の不調が回復する理由・・
身体組織における微小循環の回復

微小循環とは、微小血管系の血流、間質液、組織細胞間の物質移動、間質液の流れとリンパ系を通じての輸送などをいいます。

微小循環の主目的は、生体内部環境の維持、即ち全身の各組織細胞に対する生活物質の供給と代謝産物の除去にあると考えられます。

遠絡療法を行うことにより、ライフフローが回復すると、全身の気・血・水のめぐりが改善されます。

各組織の血液の循環もよくなるため組織細胞間の酸素代謝、栄養素代謝、水分代謝がうまく機能をし、組織液、リンパ液、間質液、ホルモン、神経伝達などの活動も活発となり、全身の細胞も生き生きと蘇ります。よって、組織の損傷の回復も促通され身体の不調も回復します。

3)遠絡療法でライフフローを回復することが出来る理由
アインシュタインの相対論の応用

遠絡療法では、東洋医学で使われる「虚証」「実証」という見方を基にアインシュタインの相対論を応用して各々の症状の病態を分析します。そしてラインの状態を「虚」「実」「相対的虚」「相対的実」のいずれの状態にあるかを判断し治療を行っていきます。

「実」と「正常」

  • 遠絡治療にて・・実証(痛み)を正常へ

「痛み」のあるラインには「実」があります。(実症)遠絡療法では「痛み(実)のない正常な別のライン」を使って、疼痛ライン(実証ライン) の「実」を取り除き治療します。

「実」と「正常」

「虚」と「正常」

ライフフローの痺れのあるところは「虚症」です。
遠絡療法では、「痺れのない 正常な別のライン」を使って、「虚」を改善し治療します。

「虚」と「正常」

正常側のC-point(絡穴)を押しながら補す→虚が改善して、やがて正常ラインに達する

Ⅴ・遠絡統合医学の神髄・・
Body(身体)の医療からLife(生命)の医療へ

1-遠絡医学は、東西両医学の問題点に焦点を当て、問題点を克服していく過程で新たな治療理論の必要性に迫られ開発されました。治療の第一線である臨床現場から成立したものです。

柯尚志医師は、上海中医薬大学で得た「1本鍼」の知識を基に約1万例の臨床データから導き出した遠絡独自の治療ポイントと、東洋医学の根底にある「気の流れ」を基に現象を分析する易経、更に現代物理学や相対性理論を応用し、生命力を引き出す根本的かつ画期的な治療法を体系化しました。そして、西洋医学の臓器別・症状別に分化した病態把握ではなく、人間の体をひとつの生命体と捉え中枢からの病態解明による診断学を体系化しました。

痛み治療の出発点はあくまで「病態の正しい把握」でなければなりません。遠絡医学独自の病態解析による診断学は、基本的に西洋医学にスタンスを置いています。そして、治療は東洋医学的手法である経絡治療を独自に発展させ体系化した遠絡療法を使用します。

2-遠絡統合医学は身体(body)の治療から生命(life)の医学へ、そして 関係あるすべての症状のを一つの根幹から治療していく画期的医学です。

あらゆる森羅万象が宇宙の自然エネルギーのバランスによって成り立っているように、人間における自然現象である生命現象も、そのエネルギーバランスが正しく保たれている状態が本来であります。あらゆる病状の原因はこのエネルギーバランスの失調により起こります。

遠絡統合医学は、人間を「生命力」「生体の流れ」「身体」という総合的なものとして捉え、その生命エネルギーのバランスを調節することによって「身体」を治療するのみでなく、「生命(life)という人間の根源までも治療するダイナミックな医療原理です。

現在の医療は、眼科、耳鼻科、内科、外科、泌尿器科、、、等と専門分化しています。しかし、殆どの病気はこのように科ごとに分けられるものではありません。

ほとんどの病気の病態は科ごとにバラバラにできるものではなく、お互いに関連しあっています。さらに、その病態は殆どが大元(中枢)からの問題です。症状が出ている場所に問題があるのではなく、大元(中枢)の問題によって症状が発生している、というのが本当の原因と言えます。

3-遠絡統合医学の原理

遠絡統合医学の原理は、アインシュタインの相対性原理がその根拠となっています。 図のようにyが太陽、xが地球とすると、互いに吸引し合い、xとyの静止状態は0(オー)点になります。0-01のズレがあると、xとyは回転し始まります。0から01のズレによって、0-01の(―)の空間が発生し、相対的に0-02の(+)の空間も発生します。このように、目に見えないy-ABCDの4次元の電磁波の面が形成されます。

遠絡八卦図

目に見えている症状とは、光波の点、線、面であり、実際はすべて目の見えない電磁波から来ているのです。

従って、光波の点の症状の治療には電磁波の点からの統合が必要であり、光波の線の症状の治療には電磁波の線からの統合が必要となります。勿論、光波の面の症状も同じく、電磁波の面を統合することでしか本当の治療は出来ません。

1)上位脳の症状:
病巣と反対側に上下肢の症状が現れる

脳出血で、何故片側の上下肢の症状が現れるのか?遠絡医学の理論で説明

目に見えない電磁波(4次元)yACの面が脳出血と考えると、yACがA`D`XとD`C`Xの 2つ光波(3次元)の面、つまり、手、足の麻痺が発生します。A`B`xとB`C`xの発生も同様な考え方です。

XからyAC面(上位脳)を見た場合、実際に見えるのは、yACの相対関係のA’C’Xの八卦であるA’B'C'D'Xであります。

4次元の脳出血に現れている症状は3次元のA’B’X&C’B’Xの左上下肢或いはA’D’X&C’D’Xの右上下肢の症状であります。

2)下位脳の症状:
両手或いは両足に症状が現れる

なぜ、両足の裏のデコボコ感、砂利の上で歩いている感覚は下位脳が原因といえるか?

目に見えない電磁波(4次元)yBDの面が障害があると、yBDがB`C`x(左手)とD`C`x(右手)の2つ光波(3次元)の面、つまり、両手の症状が発生します。同様にA`B`xとA`D`x(両足)の症状の発生も同じように考えます。

XからyBD面(下位脳)を見た場合、実際に見えるのは、yBDの相対関係の B’D’Xの八卦である A’B’C’D’Xです。

4次元の下位脳の病巣から現れている症状は3次元のA’B’X& A’D’Xの両下肢或いはB’C’X&C’D’Xの両上肢の症状です。

3)脊髄神経(Spinal cord)の症状:手、足、顔の縦ラインに現れる

下肢或いは上肢の縦ラインの区の痺れは何故、Spinal cordが原因といえるか?

4)脊髄神経(Spinal never)の症状:
身体の横ラインに現れる

躯幹の帯状疱疹は何故、SCからのSpinal nerveが原因といえるか?

4-遠絡統合医学の診断と治療

光波の世界とは私達が普段見ている3次元の世界であり、症状はすべて3次元の世界のものです。

3次元の症状は血管性、神経性、リンパ性に分けられます。

血管性の上位中枢は延髄の迷走神経、下位中枢は脊髄旁の自律神経です。

神経性は視床が中枢であり、Spinal cord 、Spinal nerveより痛み、痺れの症状が発生します。

リンパ性の中枢は扁桃腺です。縦ラインのリンパの流れが遮断されると、相応的横ラインのリンパの低下によって、経由している臓器に癌が発症しやすくなります。

4次元とは上位中枢、下位中枢があり、上位中枢は上位脳(大脳)下位脳(間脳、脳幹の中脳、橋、延髄と小脳)から構成され、下位中枢はSpinal cord(脊髄) とSpinal nerve(脊髄神経)から構成されます。

しかし、3次元の表現は4次元の点、線、面の世界からしか統合できません。4次元のy-ABCDの中の点線面からの統合が必要となります。

即ち、3次元の症状に対する診断は、必ず4次元の中枢からの統合が必要となります。さらに、4次元の中枢を治療するためには、さらに上位の5次元からの統合が必要となります。

例を挙げてみましょう:例えば、出血性脳梗塞は4次元のyACの面の障害であり、症状は3次元の手足の2つの面から構成されます。

例えば、テニス肘は3次元の縦線に出てくる症状であり、これを統合するのは4次元の01-yの空間の縦線、即ち腰椎Spinal Cord L4/5からのものです。

すべての3次元の症状に対して、4次元からの中枢の診断、および5次元からの統合を行う治療が必要です。

  • 0-01のズレで発生した01-yの三角の空間Y-ABCDは電磁波であり、見えない。またこれは4次元であり、光熱は存在しない。幹の診断に使う。(診断用)
  • 0-02の発生によって出現するA`B`C`D`-Xの八卦は光波の世界であり、見える。またこれは3次元であり、光熱が存在する。目に見える症状、即ち枯れた花の剪定治療として行われる次元。(対症療法)
  • 01-02の空間は種、日光、土の関係であり:5次元です。またenergyの世界でもあり、光熱はない。ライフフローの調整はこの次元で行われる(治療用)

◉遠絡統合医学は
診断:3次元の症状を4次元から診断し、
治療:5次元から治療を行う。

たとえば、自律神経失調症や花粉(3次元の症状)は、4次元のレベルではAtlasの炎症、圧迫などによる視床下部、脳下垂体のLife-flowの蓄積が原因です。どちらもLife- flowの蓄積が原因で発症閾値が低下している状態です、そこで、発症閾値を高くするには、5次元からの4次元の調節(幹の治療)が必要となります。5次元すなわち生命エネルギーの空間と体質・環境からの治療が必要です。

遠絡統合医学とは:目に見える3次元の症状(花)から、見に見えない4次元(幹)の原因を診断します。更に、5次元の生命エネルギー・環境因子、種因子(体質)からの改善を行うことで、本来の生命力を取り戻し健康に導きます。技法、語法、心法、能法を組み合わせ、患者の生命、心、体のすべてに向き合う医学です。

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創始者の柯尚志医師は2011年の
アジアのリーダー100名に選ばれました

遠絡統合療法(遠絡療法)は、(故)柯 尚志 医師により体系づけられた診断学および治療法です。柯 医師は、『治病救人 医生済世』の理念による活動で、2011年のアジアのリーダー100名に選ばれました。

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