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医療法人東西医会 小泉医院遠絡医療

埼玉県草加市中央1-1-18  048-927-5370

頭痛(Headache)

難病指定医·遠絡指導医による
遠絡医療・バイオレゾナンス
EAT. ア-ユルヴェ-ダ. リハビリ

の診療をしている総合医院です

患者様向け

頭痛とは

頭痛はありふれた疾患であり、日本の人口の4人に1人(およそ3000万人)は頭痛を患っています。頭痛は、命に関わらない一次性頭痛と命に関わる二次性頭痛があります。

危険な頭痛を見逃さないため、まずはじめに一次性頭痛と二次性頭痛の鑑別診断が大切です。二次性頭痛の中でも特に命に関わるような危険な頭痛は病歴に特徴があるため、問診によってこれらを除外することが重要です。

命に関わらない頭痛は、「片頭痛」「群発性頭痛」「筋緊張性頭痛」の3つのタイプがあります。

命に関わる頭痛は、たとえば、突然発症し、今までに経験したことがない激しい頭痛はクモ膜下出血の可能性があります。頭痛で目覚め、起きてしばらくすると改善する頭痛は脳腫瘍を疑います。意識障害や局所神経所見を伴う頭痛は脳血管障害を疑わなければなりません。

自己判断せずに、迅速に病院へ受診し、正しい診断、治療を受けることが大切です。

(1)一次性頭痛

一次性頭痛はストレスや生活習慣、姿勢などが原因の頭痛です。「同じような痛み方をする頭痛をいつもと同じように経験している」という場合は命に関わらない片頭痛、筋緊張性頭痛、群発頭痛です。

1-片頭痛

主にこめかみから側頭部にかけて生じるズキンズキンと脈打つような痛みが特徴です。20ー40代の女性に多くみられます。ストレスの負荷よりもストレスから解放された時に頭痛が発生する傾向があります(週末頭痛)。また、閃輝暗点(せんきあんてん 視野の中心が見えにくくなり、その周囲にきらきらと輝く歯車のようなギザギザの模様が見える)も特徴のひとつです。

嗅覚過敏、悪心、嘔吐を伴うことがあります。発作は月に1~2回、2~3日継続する場合が多く、発作は12~24時間程度続きます。母親が片頭痛の場合は遺伝することがあります。

1)片頭痛の疫学

片頭痛の家族歴はおよそ40%にみられ、特に母親に片頭痛があると発生しやすい。

片頭痛患者の約1/4は小児期から発症し、思春期までは非拍動性、両側性頭痛が多い。20代から典型的な片頭痛の頭痛パターンとなり、30代は片頭痛の最盛期となり、60代過ぎは片頭痛は弱まり、緊張型の頭痛に移行することが多い。

2)片頭痛の症状

拍動性の頭痛で、原則として片側性ですが、両側の頭痛に移行することもあります。前兆が無いタイプと頭痛発作の前に閃輝暗点の前兆(約30%)がある場合があります。

頭痛の前駆症状は疲労感、集中困難、あくび、肩こり、光音過敏などがあり、その後片頭痛へ移行する場合や、片頭痛の前兆で閃輝暗点が現れてから片頭痛へ移行することもあります。閃輝暗点は通常約20-30分程度で、その後約12-24時間にかけて頭痛感、鈍痛、拍動性頭痛、拍動性症消失へ と変化していきます。

►片頭痛の可能性が高い:POUND 問診(4項目以上)

  1. Pulsation(拍動性):頭の片方がズキズキ脈打つように痛みます。
  2. ② hOurs(時間):痛みは4~72時間続く
  3. Unilateral(片側性):頭の片側に起こることが多い。
  4. Nausea(吐気):吐気がして、光や音、臭いが気になる
  5. Disabling(何もする気が起こらなくなる)。
  1. 時々起こる(月に1-2回)
  2. 閃輝暗点
  3. 日常動作により痛みが悪化する

3)片頭痛の発作頻度

4)片頭痛の増悪因子・軽快因子

片頭痛は、頭蓋内血管が拡張すると痛みが増悪し、血管が収縮すると痛みが軽快すると考えられています。(三叉神経血管説)そのため、脳の血管を拡張させるような因子は増悪因子となり、血管を収縮させるような因子は軽快因子となります。

日常動作による脳の血管拡張に伴い発症することが多く、例えば入浴、マッサージ、アルコールにより痛みが増悪します。

安静、冷却、適切な睡眠、適当な緊張(血管収縮)により軽快する傾向があります。

5)片頭痛の治療

発作時の治療:発作時の第一選択薬はトリプタン系薬剤です。セロトニン(5-HT1)受容体作動薬です。血管の拡張を阻止するだけでなく、すでに拡張した血管を収縮に転じさせます。現在は経口薬、点鼻薬、効果の発見時間が短く、作用持続時間の長い第二世代のトリプトファンも登場しています。血管収縮作用をもった本剤は虚血心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患には禁忌です。妊娠中も禁忌です。服用のタイミングは早期服用が効果に優れます。アロディニア(異痛症)が起こると、効果は現れにくくなります。

発作予防:QOL(Quality of Life、生活の質)を保てないケースやトリプトファン系薬剤で発作が頓挫しにくいケースなどには予防治療が行われます。カルシウム拮抗剤、𝛃受容体遮断剤、抗うつ剤などがあります。妊娠中には禁忌とされます。

遠絡療法

薬も注射も必要としない、ライフフローの改善で、頭痛の改善例が多数あります。お気軽にご相談ください。

作用機序はホームページの「遠絡療法」をご参照ください。

6)片頭痛の日常生活上の注意

  1. ①強い光や騒音、人混みをできるだけ避けましょう
  2. ②日頃からストレスを溜めない
  3. ③規則正しい生活を心がけ、疲れを感じたら早めに休息をとることが大切です。
  4. ④食べ物と頭痛の出方に関連がないか注意しましょう
  5. ⑤自分がどんな時に発作が起きやすいのか、記録するなどして把握しましょう。
  6. ⑥片頭痛が起きってしまったら暗い部屋で休む、寝てしまう方が良いでしょう。
  7. ⑦発作が起こったときは、入浴は避けてシャワーにしましょう。
  8. ⑧コーヒーや緑茶を飲むと楽になる場合があります。ただし、飲み過ぎは逆効果です。
  9. ⑨発作を誘発する飲食物としては、アルコール類が知られています。アルコールは血管を拡張させる作用があるため、痛みを増幅させます。飲み過ぎに注意しましょう。特にワインは片頭痛の誘因になりやすいことで知られています。

2 - 筋緊張性頭痛

主にうなじから後頭部の筋緊張により生じる軽度〜中程度の頭痛で拍動はしません。
一次性頭痛の中で最も多く、頭痛患者の約半数をしめます。男女比は2:3です。

頭を締め付けるような痛みや頭の重い感じが続く頭痛の症状が、主に後頭部や頭の両側に発症します。普段から、同じ姿勢(パソコンの使用など)を続けることが多いなど、頚に負担がかかっているケースが多いです。

1)筋緊張性頭痛の誘因

長時間のうつむき姿勢、運動不足、うつ状態、ストレスなど様々な誘因によって、頭部を支えるうなじ~後頭部の筋肉(側頭筋群、後頭筋群、僧帽筋)の緊張が生じ、頭痛となると考えられています。

2)筋緊張性頭痛の特徴

両側性に頭をはちまち状の締め付けるような痛みや圧迫感、頭痛感など非拍動性の頭痛が特徴です。悪心、嘔吐、光、音、嗅過敏を伴うことはほとんどありません。また日常動作によって増悪はしません。一日中頭痛が続き、特に夕方に増悪増悪する傾向があります。入浴や体操などで頚や頭部の血流が良くなると軽快します。

筋緊張性頭痛は、痛みの悪循環を招きます。頭痛がストレスとなり、さらに後頭部の筋肉が緊張します。筋肉が緊張し血管が収縮すると、血行不良で凝りとなり、頭痛がさらに酷くなります。

筋緊張性頭痛は血管の拡張により軽快します。(逆に片頭痛は血管の拡張により増悪)入浴、運動やマッサージは血管を拡張させ、凝った部位の血流を改善すると共に精神的ストレスを解消して、痛みの悪循環を断ち切る要素となります。

3)筋緊張性頭痛の治療

発作時にはアスピリンやアセトアミノフェンなどの鎮痛薬、非ステロイド系の抗炎症性薬などを用います。ケースによって筋弛緩薬や抗不安薬を投与することもあります。

ストレッチ、頭痛体操、マッサージなども有効です。

遠絡療法

筋緊張性頭痛につながる首~肩の難治性のコリ、痛みの部位(東洋医学的には、手小腸三焦経、太陽小腸経、足少陽胆経の交差点)であっても、遠絡療法で改善するケースを当院では数多く経験しています。なかなか治らない筋緊張性頭痛におすすめします。

作用機序はホームページの「遠絡療法」をご参照ください。

4)筋緊張性頭痛の日常生活上の注意

一番の予防法は、血行をよくしてリラックスすることです。

  1. ① 精神的、肉体的ストレスを溜めないようにしましょう。
  2. ② 長時間、同じ姿勢でいるときは、適度にストレッチを行いましょう。
  3. ③ うつむき姿勢は緊張性頭痛を起こしやすいので気をつけましょう。
  4. ④ 長時間のパソコンやスマートフォンの使用はやめましょう。
  5. ⑤ 枕を自分に合うものにしましょう。
  6. ⑥ 湯船にゆっくり浸かる、マッサージをする。など血流改善を心がけましょう。
  7. ⑦ 首、肩、背中をストレッチなどでほぐしましょう。

3 - 群発頭痛

一側の眼窩部(眼の裏側)〜側頭部がえぐられるよな激痛発作を生じる頭痛です。
発作が続く群発期と一ヵ月以上の寛解期を繰り返す反復性群発頭痛(約85%)と一年以上、慢性的に発作を繰り返し、寛解期はないか、あっても一年未満の慢性群発頭痛(約15%)の2種類があります。

20ー40代の男性に多くみられます。身長が高い、普段の飲酒量が多い、ヘビースモーカーの方に多い傾向があります。主に深夜、突然一側の眼窩部(眼の裏側)のえぐられるような激痛が1時間程続きます。発作は、1~3ヵ月程度、毎日同じような時間帯に起きます。涙目、結膜の充血、鼻づまり、鼻水などを伴います。

1)群発頭痛の原因

群発頭痛は、春と秋など季節の変り目におきるケースが多く、日照時間との関連性が指摘されています。年・日内周期性と呼ばれます。

群発性頭痛の発症原因は不明ですが、毎年同じ季節に生じること、毎回同じ季節に生じること、毎日同じ時間に生じることから、体内時計が存在する視床下部に頭痛発生源があると考えられています。

また、生活リズムの影響などで、体内時計に乱れが生じ「冷たい」「暖かい」の情報を三叉神経が「痛み情報」として誤ってキャッチし、痛みの炎症物資を放出、そして目の後ろを走る内頸動脈が拡張、炎症を起こして、三叉神経を刺激し、激痛が起こるという説があります。

その他に、目の奥の動脈の拡張が原因でうっ血や炎症が起こり頭痛につながるという説、眼や上顎、下顎に向かって走る三叉神経の活動が過剰に高まることによって発生するという説などが考えられています。

2)群発頭痛の特徴

深夜に多く発生し一側の眼窩部(眼のうらのくぼみ)の、えぐられるような激痛が特徴です。

片頭痛やクモ膜下出血の場合は、頭痛のために身動きができません。群発頭痛では眼窩部激痛のためにのたうち回る、動き回り頭をたたくなどの行動が伴う場合が多くあります。

頭痛発作に伴い、流涙、結膜充血、鼻閉、鼻漏、Horner症候群(眼瞼下垂、縮瞳、眼裂狭小、病側顔面の発汗低下)などの自律神経症状を伴うことが多いです。

痛みの周期は患者によって異なりますが、典型的特徴は「一」のつく頭痛と称されます:年に一回の群発期の群発頭痛発作、群発期は約一ヵ月間、毎日一回の発作、大体午前一時に、一時間の発作、一側の眼窩部のえぐられるような激痛が発生します。

3)群発頭痛の治療

激しい痛みに対して、トリプタン系薬剤が用いられます。セロトニンの血管収縮効果が頭痛を軽減すると考えられます。同様に、血管収縮作用を期待して100%の酸素吸入も行われます。

痛みが起こったら、即効性のあるスマトリプタン(商品名イミグラン)の点鼻薬を使用すると15分ほどで効果が現れます。またはスマトリプタンを太ももに自己注射することで10分ほどで痛みが和らげることができます。

遠絡療法

遠絡治療によるライフフローの改善で、薬や注射に頼らず根本的な治療を行うことができます。

作用機序はホームページの「遠絡療法」をご参照ください。

4)群発頭痛の日常生活上の注意

  1. ① 発作期間中は、少量のアルコールでも頭痛を誘発します。
  2. ② 春先、秋口、年末年始に生活リズムの乱れに注意しましょう。
  3. ③ 睡眠不足、多量のアルコール飲酒、喫煙は、悪化の要因となります。
  4. ④ 発作時は薬(イミグラン)
  5. ⑤ 酸素吸入(100%) 酸素マスクを通じて7𝓵/min、15分吸入が、目安となります。
  6. ⑥ たくさん酸素を取り入れることが大切です。深呼吸を繰り返してみましょう。

[症例1] 頭痛、生理痛、手足の冷え症 32才、女性

初潮より重い生理痛、手足の冷え症がありました。最近、仕事関係のストレスから頭痛が発症。痛みは、側頭部にズキンズキンと脈打つような痛みです。だんだん症状が激しくなり、鎮痛剤(ポンタール)を服用しても軽快しない状態となりました。光、音、においに過敏でひどい時には、悪心、嘔吐を伴います。遠絡治療目的で当院を受診。初回時、頭痛は治療前を10とすると治療後は1、手足の冷えは治療前8だったものが治療後は1に改善しました。その後の継続治療で、生理痛も改善しました。

解説:

生理痛や冷え症も、片頭痛と同じくアトラス(頚椎1番)の障害から発症します。遠絡治療により原因部分の治療を行うことで、同時に症状が改善します。

作用機序はホームページの「遠絡療法」をご参照ください。

(2)二次性頭痛

二次性頭痛は病気などの原因によって引き起こされる頭痛です。医師のもとできちんと治療を受ける必要がある病気としては、くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、副鼻腔炎、うつ病などがあります。命に関わる頭痛、特にクモ膜下出血は見過ごさないようにしましょう。

1-クモ膜下出血

脳は、一番外側から硬膜、くも膜、内側の軟膜という3層の脳膜に覆われています。くも膜と軟膜の隙間には、脳に豊富な酸素と栄養素を届けるたくさんの太い動脈があります。くも膜下出血(subarachnoidhemorrhage(SAH))はこの部分の動脈が破れて出血するもので、命の危険に直結します。

原因の約90%は、脳動脈瘤の破裂から発症するとされています。脳動脈瘤自体には自覚症状がありません。頭部MRIによる詳細な検査で発見できます。

クモ膜出血の前兆症状は、頭痛はそれほど強くない場合もありますが、血圧が激しく上昇・下降し、視力低下、めまい、吐き気や嘔吐、意識低下などを伴います。前兆症状はしばらくすると消え、その後にくも膜下出血を起こします。クモ膜出血の症状は、突然、バットで殴られたような強い頭痛、経験したことがないほど激烈な頭痛、どんどん強くなる頭痛、とともに、悪心、嘔吐、意識障害、けいれん、うなじの硬直などが見られます。頭部CTでは、ヒトデ型の高吸収域が検出されます。

上記の症状があれば、一刻もはやく治療ができる病院を救急受診してください。

2-脳腫瘍

脳腫瘍による頭痛は、突然に起こることはあまりなく、数ヵ月から数週間かけて徐々に強くなっていきます。頭痛は朝方に強くなることが多く、頭痛で目覚め、起床後しばらくすると改善するなどが繰り返されます。

頭痛に加え、手足のしびれや麻痺、目が見えにくい、けいれん、などの神経症状を伴う場合に、MRIやCTなどの検査が行われます。また、脳ドックなどで偶然に脳腫瘍がみつかることも稀にあります。

脳腫瘍がすべて悪性のものということはありません。良性の脳腫瘍の場合、手術せずに経過を見ることもあります。手術が必要な場合、適切な治療を受ければ元の生活に戻れることも多いので、気になる症状があれば早めに受診することが重要です。

医療従事者向け

1-片頭痛の病態生理

片頭痛の本質は、素因を有する個体において、誘因が関与し、脳のホメオスタシスが崩壊することにより、脳の感受性が亢進しておこる神経系と血管系の異常反応です。病態生理はいまだに解明されていませんが、西洋医学的には光、音、天気の変化などの引き金による刺激で、三叉神経から血管動作性物質が分泌され発症するという三叉神経血管説が多く支持されていますので、これについて説明します。

上記の図について、番号順で説明します

① 光、音、臭い、天候変化などの誘因による刺激で三叉神経から血管動作性物質が分泌サブスタンスP (SP)やカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)

② 血管動作性物質によって血管は拡張し血管透過性が亢進することで、血漿蛋白が血管外へ漏れ出る。

③ また、血管動作性物質によって血管周辺に存在する肥満細胞が脱顆粒し、生理活性物質を放出

④ 血管周辺の三叉神経は神経原性炎症を起こす

⑤ 神経原性炎症は末梢に広がる、また痛みのシグナルは中枢へと伝えられる。

⑥ 三叉神経核を経由して伝えられた痛みシグナルは、大脳皮質で痛みとして知覚される。

2-頭痛に対する遠絡治療

1)片頭痛の遠絡治療

Atlas部でのSpinal cordの圧迫によって発生する血管のSpasmによるものと考えれています。

片頭痛に対する遠絡療法

遠絡医学では、片頭痛の原因は、アトラス(第1頚椎)のSpinal cord~spinal nerveの圧迫による血管のスパズム(けいれん性の収縮)と考えています。治療としては、アトラスの炎症を改善することを目的に、ライフフローを調整します。ソフトレーザーを使用して治療ポイントに刺激を行います。その場で痛みが改善するなど著効を示すケースが多く、数回の治療で痛みが出なくなるケースも多々あります。

2)筋緊張性頭痛の遠絡治療

延髄の副神経(Ⅺ)に対する治療 AxⅢ//(d) AxⅢ/c+a

遠絡療法によるレーザー照射ポイント例。
(当院では半導体レーザーsheepを利用)

筋緊張性頭痛に対する遠絡療法

遠絡医学的には、筋緊張性頭痛は第11脳神経(副神経)の炎症による神経線維の圧迫などが原因と考えます。副神経は、胸鎖乳突筋や僧帽筋など頚から肩にかけての筋肉を支配しています。副神経の核のある脳幹部延髄のライフフローを調整することで、頭痛が改善します。

3)群発頭痛の遠絡治療

右側頭痛に対して AxⅢ//(d) AxⅢ/c+a

群発頭痛 に対する遠絡療法

遠絡医学では、群発頭痛の原因は、アトラス(第1頚椎)のSpinal cord・spinal nerveの圧迫による血管のスパズム(けいれん性の収縮)と考えています。治療としては、アトラスの炎症を改善することを目的に、ライフフローを調整します。ソフトレーザーを使用して治療ポイントに刺激を行います。その場で痛みが改善するなど著効を示すケースが多く、数回の治療で痛みが出なくなるケースが多々あります。

4)頚性頭痛に対する遠絡治療

遠絡療法では、頚性頭痛はAtlasのSpinal nerveの炎症によって発生すると考えています。多くの治療経験があります。

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